アレルギーの薬で悪夢を見る?!

アレルギーと免疫遺伝学とアレルギーの症状について

近年、成人のアレルギーと自己免疫疾患との関連について、様々な免疫遺伝学的に研究が行われています。

研究発表の中に、成人してからアレルギー性鼻炎や花粉症や喘息だと診断された患者さんの中には、膠原病の一種である、アレルギー性肉芽腫性血管炎(AGA)やウェゲナー肉芽腫症(WG)が隠れていたと言う症例が見られます。

また、皮膚筋炎や全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群などの膠原病による紅斑や皮膚炎をアトピーとして長年治療されていた症例もあります。

アレルギーの症状と似ている点が多々あることと、膠原病の専門医が少ない事が原因だと考えられます。

膠原病と言うのは自己免疫疾患の一種です。
AGAやWGの症状は、アレルギーの症状と非常に似ています。
AGAでは、気管支喘息やアレルギー性鼻炎が先行し、数ヶ月から数年後に発熱や関節痛や紫斑など全身性の症状が出てくると言うのが典型的なパターンです。

WGでは、結膜炎、中耳炎、慢性副鼻腔炎、咳などの症状に加えて、発熱や関節痛や体重減少、紫斑などが出ます。

どちらもアレルギーの症状に加えて、発熱や関節痛や体重減少、紫斑などの症状を呈する事が特徴ですが、これらの症状が一度に出揃うことは稀で、少しずつ現れるので、膠原病とは気づきにくいことが大半です。
また、免疫遺伝学を専門にしている医師や膠原病を専門にしている医師が非常に少なく、これらが稀な疾患であるため、長年アレルギー症状として治療されている事が多い、というのが現状です。

膠原病の患者さんの中には、親や子どもに喘息や花粉症やアトピーなどのアレルギーがある事が多く、膠原病との関係やサイトカインとの関連が免疫遺伝学の研究者の間では注目されています。

膠原病もアレルギーもどちらも、本来は外敵に向けられるはずの免疫システムが、何らかのエラーで自分自身の臓器を攻撃している状態です。メカニズムはどちらも同じです。